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2012年4月18日水曜日

ダトニオ・プルケールプロジェクトまた一歩

実は、今朝からまたまたプノンペンへ来ています。

今回は車にイケス(100L)(200L)と酸素ボンベ2本を採集車に積み込んで、

片道約400kmを下道で走りました!!

採集グッズを積み込んだのはタトニオを家があるシェムリアップまで運ぶためです。

まさかっ!と思う方もいると思いますが、そのまさかなんです!!

つい数日前に偶然見つけたカンボジア産ダトプルを飼育することになったんです。


実はダトの所有者との交渉がまとまったのは昨夜なんです。

先日の交渉ではまだ値段が下がらなかったのですが、

熱烈なラブコールを送り大幅な値下げに成功し、昨夜の電話交渉で決まったのです。



そして、この機会を実現できたのは数年前からの知り合いでいつも私たち夫婦を

応援してくださる方のバックアップがあったからなんです。

安くなったといっても貧乏魚バカが「はいそうですか!」とすぐに買える値段ではないんです(笑)

その方とは別件で先日のPP滞在中にお会いした時に話の中でダトプル繁殖プロジェクトの

話をしたのがきっかけでした。

僕は人から投資されて自分の仕事をするのは初めてなので

とてもプレッシャーがありますが、腹をくくって頑張るつもりです。


このブログのプロフィールにも書いていますが、僕は二十歳くらいの頃から西堀栄三郎さんとい

う方が好きでとても尊敬しています。(南極第一次越冬隊隊長などなど数々の実績を積んだ方)

この方を好きだという根本には「探求心」や「やってみる」「実践」といったような考え方で行動する

というスタイルを西堀さんの本から学び身体に何度も電気が走ったからなんです(笑)


この考えで私も何度か山場を越えることができたという経験があります。
(今考えるとそれほど大きな難関ではなかったですが(笑))

そんな生き方が好きなので、昨年出演したTV取材の時も多少は迷いましたが、

あえてダトプルの繁殖プロジェクトの話をしてオンエアーしました。

実際にダトの繁殖は難しいのですが、まだ完ぺきに誰も出来ない事だからこそ、

先に宣言して自分にプレッシャーをかける事でその風は自然と進んでいくと思っているからです。


正直言うと、中学生のころからダトニオを本で見て知っていましたし、

水族館勤務の頃も相棒が何尾も家でプルケールを飼っていましたが、

まったく興味がありませんでしたし、この魚にこれだけ関わるとも思っていませんでした(笑)

それがつい数年前に本腰を入れて現地でダトを採ろうと思った時、

予想以上にその難しさを知り、今ではすっかりダトニオファンです(笑)


さらに暴露してしまいますが、ダトニオの種類の区別はそれまでまったくできませんでしたし、

個々の種名も知らなかったのですべてダトニオと呼んでいました!


本当に人や機会との出会いって面白いですし、わからないものなんですね!!



おっと!!長々と自分の日記のように書いてしまいました(笑)すみません。

話を元に戻すと、ともかく応援して下さる方のお陰でまた1尾ダトが集まりそうです。

本当に有難いことなので大切にしなくてはいけませんね。

明日の朝最終チェックでOKならシェムリアップへ搬送予定です。

また家についたら治療(片目の白濁(ちょっと難しそうですが・・・)やスレ、体力回復)から始まりま

すがちょくちょくアップしていきますので

応援よろしくお願いいたします

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