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2012年2月19日日曜日

漁師の家で1


今回はカンボジア南西部のカルダモン山脈の麓にある水域(汽水域)を紹介いたします。



ここは数年前フィッシュマガジンの記事、「カルダモン山脈のアジアアロワナを求めて」の取材の拠点にした漁村です。



この漁村の漁師さんとはもう8年くらい前から知り合いでした。



どこで出会ったかというと、遥か遠いトンレサップ湖の水上村なんです!!



その村にはもう10年くらい前から通っていたのですが、



その村の漁師さんと知り合いで、たまたま遊びに来ていたところで知り合ったんです。



その時に図鑑を広げて魚の写真を見ては「これは美味いだとか、これは採ったことあるぞ」などなど、いつもの話で盛り上がっているときにその漁師がアロワナを見て「これはうちの村の上にいるぞ!」というのです。



テンションが上がっていつか行くと約束していました。



それが数年前です。



それ以降、カンボジアでは分布域が限られているオスフロや長いクララ(Clarias cataractae



Clarias nieuhofii)の採集などでもお世話になっています。



ジャイアントマッドスキッパーの採集も次回7月に予定しています。

スゴイいっぱいいるポイントがあるそうです。(笑)採れればいいんですが!



そんなこんなで、いろいろと付き合いのある漁師さんです。




その村の前には大きな河川があるのですが、そこで採集して採れた魚を紹介します。



この辺りは潮の干満によって汽水の時と完全な淡水時とがある水域です。



また季節によっても水の濁り具合なんかもかなり違います。



暇な時に浅い場所で投網をしたときにかかった魚は約15種で、



夜間のタモ網採集も入れると35種くらい採れました!!



良く知られた魚にはクロホシマンジュウダイやテッポウウオなどが採れます。




マンジュウダイは採らなくても水面を見ているだけで何十匹も泳ぐ姿を見ることができます。写真の2個体は成魚と幼魚です。

幼魚の方が厳ついですねー!!うちの嫁はこの写真大好きです(笑)見るたびに笑っています。なので今度本物を見せてやりたいと思ってます(笑)




テッポウウオはこうした汽水域やマングローブ域などでよく見られます。

マングローブに入った時は本当に水をかけているシーンを見ました!!

やはり本当だったんですね!

でも、この魚は海から500km以上上流のトンレサップ湖などでも見られます。

やや小型ですが、たくさんいます。


また反対に汽水域のコイツはかなりでかくなります。

普通に男の人の手のひらよりデカイ個体が悠々と泳いでいます。

でも、こいつが採れないんです(笑)

チビはいくらでも採れるんですが、デカイ個体は警戒心がかなり強いです。

なにか作戦を立てて今度捕まえますね。



この写真のコイ科魚はPuntius brevisです。これはかなり広い範囲に分布するプンティウスです。尾柄に大きなブラックスポットがあるのが特徴です。

とても飼いやすい種ですよ!



これはその時に採った魚です。




おまけですが、漁師と行ったオニテナガエビ漁で採った天然オニテナガです。

数日間畜用して首都プノンペンへ出荷されます。

時々ですが30cmくらいのもいます。




その時に採れた魚が下の写真です。

フグやファイヤースパイニール、Allendatrachus grunniens(トードフィシュ?淡水アンコウ?)、ハマギギの仲間(Arius)などなどです。あーそれとこの前紹介したコンジキハゼです!!

なにかあれば気軽にコメントしてくださーい!待ってます!

そしてこれからもよろしくお願いいたします!

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